事業内容business

表面処理

戸川金属株式会社は、アルマイト処理を中心に金属表面処理の仕上げまでの工程を一貫して承っています。

長年積み上げた経験と、確かな技術とともに最新機器や技術・知識を駆使し、高い品質の加工サービスをお届けします。大量注文だけでなく、多品種小ロットにも柔軟に対応可能です。

アルマイト

アルミニウムの表面に陽極酸化被膜を生成させ、耐腐蝕性や耐摩耗性、絶縁性などを高める加工処理です。さびにくく、一般的な塗装やメッキ処理のように剥離や変色がないので、お鍋やお弁当箱のような身近な日用品から建築素材まであらゆる用途に役立っています。

硬質アルマイト

アルマイトよりさらに厚い陽極酸化被膜を生成し、表面の硬度をあげる加工処理です。硬質でありながら軽量なため、自転車や自動車、航空機や宇宙ロケットまで、さまざまな最先端の科学製品にも活用されています。

着色

アルマイト処理の酸化被膜には目に見えないほど小さな無数の穴が開いています。その特性を生かして穴にカラー染料を吸着させ、封をして色を定着させるのがアルマイトの着色方法です。塗装やメッキなどの加工と比べて剥げ落ちがなく、複雑な形状のものにも精密に着色加工できます。

化学研磨

石や金属球などの研磨剤・投射材で磨くのではなく、金属を化学薬品に浸して表面を溶かしながら滑らかにする表面処理技術です。物理研磨に比べて、より細かく複雑な形状のある部分まで、ムラのない処理ができます。

エッチング

ハイブリッド金属の表面をアルカリ溶液で腐食させアルミニウムなど特定の素材だけを溶かす処理方法です。ブラストなどの物理的な梨地仕上げではなく、液中で表面を荒らす加工であるため、ネジ山などをつぶすことがなく、微細な形状にも対応できるのが特長です。

各種バレル研磨

バレル(タンク装置)の中で製品と水や潤滑剤と研磨剤(メディア)を混ぜ合わせ、バリ取りや磨きをかける加工です。お客さまのご要望や製品用途によってメディアの種類を適切に選び、最適な方法をご提案します。

ショットブラスト

素材に付着している酸化物などを、加工前にあらかじめ除去する処理です。無数のショット球(投射材・メディア)と呼ばれる金属球を高速で吹き付け、表面を粗く加工します。ショットブラストを丁寧に処理することで、製品のさびや摩耗を防ぎ、滑りや緩みを防ぐことができます。

レーザーマーキング

2D/3D対応レーザーマーキング

金属製品表面に、高出力および高精度で模様を描くことができるレーザーマーキングは、着色するのではなく、金属表面を化学反応で変化させ刻印するため、落ちにくく美しい仕上がりの製品ができます。当社は、キーエンス製の300mm(3台)とその他120mm(2台)のレーザーマーキング設備を保有しています。

インク印刷

パッド印刷/スクリーン印刷

乗り物のブレーキやクランク、また安全帯などの重要保安部品では、破損やさびの発生を抑えるために、金属表面に削りや溶かしを入れるレーザーマーキングは基本的に使わず、パッド印刷で対応します。パッド印刷は曲面にも印刷できるため、自転車や自動車の部品に最適です。スクリーン印刷は転写式のように、版に入った文字にインクを流し込み、着色する方法です。パッド/スクリーンのどちらでも対応可能です。